俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(日曜午後9時)の第3話が2日に放送された。今回は劇中に登場した人工知能の“声”に注目が集まった。 同作は『ドラゴン桜』(2021年)、『マイファミリー』(22年)、『VIVANT』(23年)、『アンチヒーロー』(24年)など同局の「日曜劇場」で話題になった作品を担当してきた飯田和孝プロデューサーが手掛ける完全オリジナルストーリー。未来を夢見る子どもたちが、汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実と、そんな現実に一人の官僚教師と令和の高校生たちが共に立ち向かっていく、“教育のあるべき真の姿”を描く大逆転教育再生ストーリー。松坂演じる東大卒でエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)が、新たに設立された“官僚派遣制度”によって県内トップの東大合格者を誇る私立隣徳学院に赴任し、日本の教育を変えるために現場から声をあげる。 (※以下、ドラマの内容に関する記述があります) 隣徳学院3年2組の報道部・神崎拓斗(奥平大兼)は、自身が暴いた教師同士の不倫記事が、国家公務員試験で起きた刺殺事件がつながっていることを知る。不倫記事がきっかけとなって退職した元教師の冴島悠子(常盤貴子)は、夫と離婚しコンビニエンスストアで働いていた。さらに冴島の娘・真山結弦(堀田真由)は国家公務員試験で東大生を刺殺する事件を起こし、逮捕された。 冴島に追加取材を試みる神崎に、同級生でプログラミングが得意な次元賢太(つぎもと・けんた/窪塚愛流)が声をかける。次元は元数学部の頭脳派ながら、明るく社交的な性格で、クラスでも“じけん”と呼ばれている愛されキャラ。自室にパソコン機器をそろえさまざまな情報を手に入れることができる次元は、神崎の捜査の“助手”になることを条件に、重要な情報を伝える。 次元が自室のパソコンに「Hey! LUPIN! PCオン!」と声をかけると、『ルパン三世』のルパンの声で「はいよ~」とパソコンが立ち上がる。次元は、「音声認識してくれる人工知能のオリジナル版を作ったんだよね。俺、次元(つぎもと)で、あだ名は当然のように次元(じげん)じゃん」と笑顔を見せた。「だからルパン?」と聞かれると、『LUPIN AI』と名づけられた人工知能が「イエ~ス! アイアムルパ~ン!」と答えた。 このシーンにSNS上では「栗田さんのルパンの声じゃん??!!!!」「次元(つぎもと)くん、やはり次元大介だった件」「御上先生のAIルパン、栗田貫一さんご本人のお声でとても豪華な回でしたね」と反応が。エンディングのクレジットには、ルパンの声を担当するタレントで声優の栗田貫一の名前も記載されていた。 また次元の実家の自動車工場内の映像には、『ルパン三世』に登場する車も映っており、「『カリオストロの城』に出てた車じゃなかったっけ?」「工場に。ほら、ルパンの車。『カリオストロの城』でもルパンが運転して次元がキャンパストップから身体を出して銃を撃ちまくってた!」「次元にルパンにルパンの車!」と、興奮の声もあがっている。