2023年9月下旬から10月上旬までの間、札幌市内の山に生えている木をめぐり、偽造した売買契約書を使って木材会社から440万円をだまし取ったなどとして、36歳の男が逮捕されました。 有印私文書偽造・同行使、詐欺の疑いで逮捕されたのは、赤平市茂尻本町3丁目の自営業、間瀬佑太容疑者36歳です。 間瀬容疑者は、2023年9月下旬から10月上旬までの間、札幌市内の山に生える木の所有者と売買契約を交わしていないのに、栗山町の木材会社に「いい山があるんです。うちはまだ重機が揃っていない。土地の所有者から立木を買ったのはいいが、伐採にとりかかれないので買い取ってほしい」などとうそを伝えました。 そして木材会社に偽造した立木の売買契約書を送って誤信させ、木材会社から間瀬容疑者の口座に現金440万円を振り込ませた疑いが持たれています。 間瀬容疑者は、去年9月、美唄市内の工事現場から鉄板46枚を盗んだ疑いで10月に逮捕されました。 被害を受けた木材会社の従業員が、ニュースで間瀬容疑者が逮捕されたことを知り「立木所有者に売買事実を確認したところ、その事実がないことを把握した」と警察に通報しました。 警察は、裏付け捜査を進め、4日、間瀬容疑者を逮捕しました。 間瀬容疑者が容疑を認めているかどうか、警察は明らかにしていません。 間瀬容疑者は、別の窃盗事件でも逮捕されていて、警察は動機や余罪の有無を調べています。