【02月05日 KOREA WAVE】韓国・務安国際空港で発生した済州航空機事故を「捏造」と主張し、YouTubeに虚偽動画を100本以上投稿した60代の男性が、現地警察の捜査を受けている。この男性はセウォル号沈没事故(2014年)の際にも虚偽の情報を拡散し、懲役刑を受けていた。 釜山警察庁サイバー犯罪捜査隊は3日、情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律(名誉毀損)違反などの疑いで、60代男性に対する拘束令状を申請したと発表した。 警察によると、男性は先月、自身のYouTubeチャンネルに「済州航空機事故は捏造」と主張する虚偽の動画を100回以上投稿した疑いが持たれている。 釜山地裁は先月31日、男性に対する令状審査を実施したものの、男性は出頭しなかった。警察は、男性が引き続き出頭を拒否する場合、逮捕状を取得し、身柄を確保する方針だ。 また、警察は放送通信審議委員会を通じて男性のYouTubeアカウントを削除・遮断している。だが、男性は新たにYouTubeチャンネルを開設し、虚偽の動画を投稿し続けているという。 この男性はセウォル号沈没事故直後にも、オンラインコミュニティに「セウォル号の一等航海士は国家情報院の要員」「政府と海洋警察庁による虐殺劇」などの虚偽を投稿し、2018年に最高裁で懲役1年6カ月の実刑判決を受けている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News