元K-1ヘビー級王者のバダ・ハリ(40=モロッコ)が元パートナーを暴行したとして、2月2日(日=現地時間)に逮捕されたことをオランダのメディア「NL TIMES」が翌3日に報じた。 ハリは、2017年4月に暴行事件や放火事件で実行判決を受け、刑務所に収監された過去がある。 ハリは出所後も格闘技を続けた。2023年10月は欧州のキックボクシングプロモーション「GLORY」においてウク・ユルジェンダルにTKO負けを喫したが、昨年は6パックに割れた腹筋の写真をSNSで配信し、復帰への期待が高まっていただけに残念なニュースだ 報道によると、アムステルダム警察が40歳のアムステルダム在住者(バダ・ハリ)を暴行事件に関連したとして拘束したと発表。 被害女性から「暴行の報告は日曜日に届いた」といい、逮捕は同法では行われておらず、詳細はまだ明らかにされていないという。 警察が事件を捜査する間、ハリは拘留されているようで、いずれ詳細は明らかにされるようだ。 ハリは2005年11月に旧K-1に初参戦。長いリーチから繰り出すハードパンチを武器に、ピーター・アーツやアリスター・オーフレイムからKO勝ちを収め、初代K-1ヘビー級王座に就くなど活躍した。 2008年12月のK-1 WORLD GP決勝で、ハリは倒れたレミー・ボンヤスキーの頭部を踏みつけ、試合は失格負けとなり、準優勝資格と賞金の取り消しに。保有していたK-1ヘビー級王座剥奪の処分が下った。 また記者会見での乱闘騒ぎやリング上での反則行為など素行の悪さも目立ったため、“K-1の悪童”と呼ばれるようになる。私生活でのトラブルも絶えず、2017年には暴行事件や放火事件により懲役2年、執行猶予10カ月の判決を受けて刑務所に収監されていた。 過去に起こした数々の暴行事件の前科があるだけに、今回の元パートナーへの暴行はどんな結末になるのか注目が集まっている。