大阪市中央区難波の地下街「なんばウォーク」内で看護師の女性（53）の顔面を殴り現金4万6千円を奪ったとして、大阪府警南署は6日、強盗致傷容疑で、奈良県生駒市萩の台の無職、三木莉央容疑者（26）を逮捕した。黙秘しているという。 同署によると、三木容疑者と女性はインターネットで知り合い、事件当日が初対面だった。2人で食事した後、三木容疑者が「仕事の関係者にお金を見せる必要がある」などと説明。女性がATMから現金を引き出し、三木容疑者に渡したが、返すそぶりがなくトラブルになったという。 逮捕容疑は5日午後11時35分ごろ、大阪市中央区難波の「なんばウォーク」内で、女性から預かった現金4万6千円を返却せずに、女性の顔を殴って逃走し、軽傷を負わせたとしている。 当時女性は近くの倉庫内にいた人に仲裁を求めたが、その人が一時的に現場を離れた際に三木容疑者に顔を殴られたという。三木容疑者は女性から逃走する際、スマートフォンを落とし、約3時間半後、近くの交番に「スマホを落とした」と申告。逃走した男と服装などが似ていたことから、同署に任意同行された。