大阪府内で国土交通省職員の切断された遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された大木滉斗容疑者(28)=大阪市中央区=が、遺体を運ぶのに使ったとみられるキャリーバッグについて「数日前に拾った」という趣旨の説明をしていることが判明した。捜査関係者が明らかにした。 亡くなったのは、容疑者と同じマンションに住む国交省航空保安大学校会計課長、神岡孝充さん(52)。神岡さんの遺体のうち胴体や両腕、両脚は1月25日、東大阪市の山中で見つかった。付近では遺体を運ぶのに使用したとみられる大型のキャリーバッグも発見された。 捜査関係者によると、容疑者はこのバッグについて「(神岡さんを)遺棄する数日前に自宅近くにあるスーパー付近で拾った」という趣旨の話をしているという。バッグは縦約70センチ、横約40センチ、奥行き約30センチ。府警は容疑者が神岡さんを殺害した可能性もあるとみて調べている。【林みづき、斉藤朋恵】