いすみ署は7日、いすみ市の男子大学生(19)が、警察と検察の職員をかたる人物らに「お金を振り込む必要がある」と電話やLINE(ライン)でうそをつかれ、現金約90万円をだまし取られたと発表した。同署によると、大学生は「警察手帳」や「逮捕状」の画像を示されたという。 1月31日、大学生の携帯電話に「富山県警の職員」と称する女の声で着信があり「資金洗浄の疑いがある。話を聞きたいので富山県警に来てほしい」と告げられた。「来られないならラインで取り調べるので登録追加を」と説明され、登録すると、今度は「東京地検の職員」からラインで「逮捕を逃れるには資金調査で口座に振り込む必要がある」と要求があった。大学生は奨学金も充ててお金を用意し、振り込んだ。 今月3日の振り込み直後、相手と連絡が取れなくなり、110番通報した。