自宅で3歳男児の体に粘着テープを巻き付けたとして、広島地検は10日、いずれも暴行容疑で逮捕、送検された広島市南区の無職の母親(26)と祖父の会社員(52)の両容疑者を逮捕罪に切り替えて起訴した。 起訴状などによると、両被告は共謀し昨年9月5日午前3時半ごろから同9時ごろまでの間、自宅で男児の両手と両腕、両足首に粘着テープを巻き付けて縛った疑い。 広島南署によると、1月20日、両被告は意識もうろうとした男児を連れて医療機関を受診し、虐待の疑いがあると連絡を受けた市児童相談所(東区)が同署に通報した。男児は現在も意識不明。 捜査関係者によると、母親の被告は「食事を出しても(男児が)食べない時がある」などと説明しているという。一方で、2人は縛られた男児が写った画像を複数共有していた。画像は昨年9月5日以外も含まれ、同署は男児が意識不明になった経緯などを調べている。