「極めて危険」相次ぐ飲酒運転…後を絶たない悲惨な事故 記者が体験!飲酒運転の危険性

郡山市で19歳の受験生が車にはねられ死亡した事故から、2月12日で3週間です。この間も県内では酒をめぐるドライバーの逮捕が相次ぎ、飲酒運転の根絶が大きな課題となっています。 今回、中テレの記者が実際に酒を飲み、どれだけ飲酒運転が危険なのか、体験してきました。 大阪府から来た19歳の受験生が車にはねられ死亡した事故から、2月12日で3週間です。 事故をめぐって現行犯逮捕された郡山市の会社員、池田 怜平容疑者は、「日付が変わるくらいまで飲酒していた。自宅で少し休んでから用事があったので外出し、その帰りだった」と供述しています。 今回だけではなく、飲酒をめぐる悲惨な事故は各地で後を絶ちません。 酒を飲んで車を運転するとどれだけ危険なのか?中テレの記者が県警の講習会に参加し、体験してきました。 講習で使うのは、ドライブシミュレーター。テレビ画面をみながら車を運転します。 まずは、アルコールを摂取していない状態。 横断者の確認や子どもが飛び出してきた時にもしっかり対応でき、交通ルールを守って事故なく運転を終えました。 そして、酒を飲んだ場合にはどうなるのか?王記者が飲んだのは、500ミリリットルのビールと350ミリリットルの酎ハイです。そのアルコール量は、約34グラム。 呼気を検査をしてみると、「0.174」で、酒気帯び運転の基準値を超えています。 この状態で運転すると、車はふらつき、速度も上がります。どんどん、運転は荒くなり、事故を起こしてしまいました。 その後も運転を続けますが、危険な状態は続き、立て続けに事故を起こします。 厚生労働省によりますと、個人差はありますが、20グラムほどのアルコールを摂取すると、その分解には約5時間かかるとされます。 厚生労働省の「アルコールウォッチ」というウェブサイトでは自分が飲んだアルコール量とそれを分解するのにかかる時間がわかります。 今回、王記者が飲んだアルコール量は、約34グラム。分解には、8時間半ほど必要です。 やはり体内でアルコールを分解するのには、時間がかかります。 飲んだ日はもちろん、翌日もアルコールが体内に残っている可能性があり、ドライバーはそのことをしっかり、自覚する必要があります。 ■福島県警 交通企画課 田中 秀幸 課長補佐 「通常の運転と比べると反応速度が鈍り、平衡感覚も保てなくなって、極めて危険。悲惨な事故を起こさないように、飲酒運転は絶対にやめて欲しい」

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