県警少年捜査課と戸部署などは13日までに、強盗致傷の疑いで、県内出身で住所不定、無職の男(21)=傷害容疑で逮捕=と横浜市旭区、商品仕分作業員の男(21)=同=ら4人を逮捕した。 ほかに逮捕されたのは、ともに相模原市南区に住む建設作業員の少年(17)=強盗致傷などの容疑で逮捕=と高校1年の少年(15)。 4人の逮捕容疑は、共謀して昨年11月18日午前5時10分ごろ、横浜市西区西平沼町の路上で、出勤途中の会社員男性(53)=同区在住=の顔をヘルメットで殴り、骨折させるなど約半年間の重傷を負わせた上、「金を出せ。殺すぞ」などと脅して現金4万6千円やパソコンなど計12点(計32万8100円相当)が入ったバッグを奪った、としている。 同課によると、無職の男と高校1年の少年は「間違いない」と容疑を認め、商品仕分作業員の男は「その場にいたが、私はやっていない」と容疑を否認。建設作業員の少年は黙秘している。 また、同日未明から明け方にかけて、同市旭区や東京都町田市でも路上強盗事件が3件相次いで発生しており、県警は関連を調べる。捜査関係者によると、3件にはいずれも4人組が関係しており、バイク2台に分乗して国道16号などを通って移動したとみられる。現場付近の防犯カメラには、いずれも横浜市西区の強盗致傷事件で使われたバイクと特徴が似ているバイクが写っていたという。