「リュー・チャーフィー、ジェット・リー特集」として、香港カンフー映画界のレジェンド、リュー・チャーフィー主演の「少林寺三十六房」が7月18日(金)夜8時より、ジェット・リー主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」が7月25日(金)夜7時55分より、全国無料の放送局BS12 トゥエルビ(BS222ch)にて放送される。 ■過酷な修行シーンが話題になった「少林寺三十六房」 リュー・チャーフィー主演の「少林寺三十六房」は1978年に公開された、少林寺を題材にしたカンフーアクション。監督&武術指導は「阿羅漢」(1986年)、「酔拳2」(1994年)などを手掛けた香港カンフー映画の巨匠ラウ・カーリョン。 本作は香港カンフー映画の中でも随一の人気作として知られており、腕を下げたら刃物が体に突き刺さる水桶運び、宙に下げた砂袋を頭部で打つ頭突きの訓練など、描かれる数々の過酷な修行シーンが話題となった。 ■清王朝の暴虐に立ち向かう「少林寺三十六房」あらすじ 清の時代、海産物問屋の息子リュー・ユウダ(リュー・チャーフィー)は、明の復興運動に加担したことから清王朝のティエン将軍に父や友人たちを皆殺しにされる。自身も瀕死の重傷を負ったリューは、少林寺へとたどり着き、寺に留まることを許される。 リューはサンダの僧名を授かり、少林寺での厳しい修行の日々を送る。35あるさまざまな修行房を全て合格し、技を修得したサンダは新しい武器“三節棍”を開発し、36番目の修行房を創設して、下山を許される。 故郷に戻ったサンダは、ティエン将軍の暴虐に苦しむ人々の姿を目にし、抵抗を続ける民衆たちに加勢。勇気ある若者たちを弟子にしながら、鍛え抜かれた武術でティエン将軍とその部下たちを次々と倒していく。 ■“中国武術界の至宝”ジェット・リーのカンフーが見もの「ワンチャイ/天地大乱」 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」は、1992年に香港で公開。清朝末期に実在した高名な武道家・黄飛鴻(ウォン・フェイホン)を主人公に描く、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズの第2弾となる。 ウォン・フェイホンを演じるジェット・リーは“中国武術界の至宝”と称されるカンフースターであり、北京業余体育学校の武術コースで学んだ演舞を下地にした華麗な技が目を奪う。また、小道具を交えて互いに超人技を繰り出すラストの対決シーンは、カンフー映画史に残る名シーンとして語り継がれている。 ■西洋文化流入の時代「ワンチャイ/天地大乱」あらすじ 偉大な武術家であり医師でもあるウォン・フェイホン(ジェット・リー)は、西洋医学の学会に出席するため、イー叔母と弟子のフーとともに広州を訪れる。そこではクン大師を崇める白蓮教徒たちが外国排斥を叫んで、暴動を繰り返していた。 医学会も白蓮教徒たちの襲撃に遭うが、そこでウォンは革命を志す孫文に出会う。その後2人は、暴動から逃れた人々が身を寄せるイギリス大使館で再会する。ところが孫文を逮捕しようとする提督の差し金で、白蓮教徒が領事館を襲撃してくる。ウォンは冷酷な権力者である提督に対決を挑む。