今年6月、元交際相手の女性が住むアパートに放火しようとしたとして、60歳のアルバイトの男と44歳の派遣社員の男が逮捕されました。 現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡市西区のアルバイト・小澤章吾容疑者(60)と福岡市中央区の自称派遣社員・松岡知典容疑者(44)です。 警察によりますと、2人は6月6日午後9時すぎ、福岡市城南区南片江のアパートで、小澤容疑者の元交際相手の50代女性が住む部屋のドアに設置された郵便受けに、火をつけたノートを入れて放火しようとした疑いが持たれています。 警察によりますと、アパートの別の部屋に住む人から「焦げくさい、ドアが燃えている」などと消防に通報があり、駆け付けた消防が火を消し止めましたが、郵便受けや玄関のドアが焼損。 部屋に燃え移ることはありませんでした。 この部屋には、小澤容疑者の元交際相手の50代女性が1人で暮らしていましたが、事件当時、外出していました。 その後、警察が付近の防犯カメラを調べたところ小澤容疑者らの姿が映っていたため逮捕に至ったということです。 小澤容疑者は「黙秘させてもらいます」などと話す一方、松岡容疑者は「数か月間に小澤容疑者と一緒に被害者のアパートに行った記憶はあります」と話したうえで、「ノートに火をつけたり、火を放ったりはしていません」などと容疑を否認しています。