伊代表監督スパレッティ、古巣インテルの疑惑に「私がこうした状況に直面したことはない」

イタリア代表指揮官のルチアーノ・スパレッティが10日、イタリア国営放送『Rai』で古巣インテルに皮肉を述べ、インテルは驚きを示していると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が11日、報じている。 2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ決勝のチケットを巡り、当初の予定枚数の倍近くとなる1500枚がウルトラスに割り当てられ、転売された問題で捜査が行われているインテル。指揮官のシモーネ・インザーギは、すでに逮捕されたウルトラス団体ノルド・デル・メアッツァの幹部と電話での接触が報じられている。2017年から2019年にかけてインテルを率いた経験を持つスパレッティは、こうした接触に疑問を呈し、古巣に皮肉を述べた。 「私のミラノでの経験を語ることはできる。私がこうした状況に直面したことは一度もない。それどころか、キャリアを通じて、このようなことで誰かから電話がかかってきたこともない。私にとっては非常に珍しく映り、驚いた。過去にどんな関係があったのか知らないが、相手が知らない人物であるのなら、言葉を交わすことさえ難しいと思う。私は知らない番号も含めて電話に出るが、その後、電話を切ることができる」 身内のような存在とみられていた元インテル指揮官の発言に、「インテルは不意打ちに面くらい、驚いている」とイタリア紙は指摘。「スパレッティがインザーギにチクリ。議論がぼっ発」などと伝えている。 また、イタリア代表指揮官は、2-2で引き分けたベルギー戦終了後、試合を振り返ると、40分のロレンツォ・ペッレグリーニの退場に言及。「試合を変えるエピソードがあり、その後、失点してしまった。自分たちの披露したカルチョではなく、戦術やあらゆる良いプレーの枠を超えた状況によって試合が決まってしまうことが時としてある。選手たちはこの結果にがっかりしていた」と語った。

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