うその投資話を持ちかけて、釧路の60代男性から現金300万円をだまし取った疑い 中国籍の男(35)を逮捕 共犯者や余罪を捜査

SNSでうその投資話を持ちかけて、釧路市に住む60代男性から現金300万円をだまし取ったとして、中国籍の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定で無職、中国籍の李宇晨容疑者(35)です。 李容疑者は、2023年10月から11月にかけて、何者かと共謀して、釧路市内に住む60代の男性に、SNSのメッセージ機能で架空の投資話を持ちかけ、現金300万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、男性は、SNSで株式に関する投稿を閲覧していた際、「投資はもうかる」という内容の動画を見つけ、動画内のリンクからLINEへ移動し、やり取りを始めたということです。 その後、男性は取り引きのためのプラットフォームをダウンロードし、「今では、資金が増え、収益がずいぶん上がったことが明らかに感じられます」などのメッセージを受け取りました。 金の取り引きができると信じた男性は、2023年10月から11月にかけて、7回にわたって、あわせて約1070万円を振り込んだということです。 取り引き内容がわかるサイトでは、もうけがあるような表示があったため、「現金化したい」と頼んだところ、手数料や税金などの名目で、金の振り込みを要求されました。 しかし、一向に現金化できなかったため、不審に思い、12月、警察に相談、だまされていたことが分かりました。 被害に遭った男性が入金した銀行口座などから、李容疑者が浮上。 裏付け捜査を進め、事件発覚から約1年半後の6月3日、詐欺容疑で李容疑者を逮捕しました。 警察は、李容疑者の余罪について裏付け捜査を進めるとともに、共犯者についても追及することにしています。

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