青森県八戸市の病院で入院患者の男性が同じ部屋に入院していた男に殺害された事件で、警察はうその死因が書かれた診断書を遺族に渡すなどした犯人隠避の疑いで、当時の病院の院長ら2人をまもなく逮捕する方針であることがわかりました。 これは八戸市の「みちのく記念病院」で2023年3月、入院患者の高橋生悦(たかはし・せいえつ)さん(73)が同じ部屋に入院していた男に殺害されたにもかかわらず、病院側から遺族に死因を「肺炎」とする診断書が渡され、事件が隠蔽された疑いが浮上したものです。 病院職員の通報を受け捜査を続けてきた警察は、当時、病院の院長だった男とその弟で高橋さんの主治医だった男を犯人隠避の疑いでまもなく逮捕する方針であることがわかりました。 警察は14日朝から病院への捜索を行っていて、嘘の死因を診断書に記載した詳しい経緯を調べています。