現金2870万円を袋に入れて自宅の外に…90代女性が詐欺被害「東京中央警察署員」や検事名乗る男の電話信じ 福島

警察署員や検事などを名乗る男からの電話を信じ、福島市の女性が現金2870万円をだまし取られる被害にあいました。 詐欺の被害にあったのは、福島市に住む90代の女性です。 警察によりますと、去年8月2日、女性の家の固定電話に電話事業者を名乗る自動音声の電話があり、音声案内の通りに操作すると「東京中央警察署員」を名乗る男にかわりました。 そして「暴力団員を逮捕したところ、あなた名義の銀行口座と携帯電話が使われていた。あなたも容疑者として疑われている」などと言われました。 さらに、検事を名乗る男から電話があり「捜査のために口座からお金を下ろして自宅で保管するように」と指示され、現金を下ろしました。その後、8月頃から10月頃の間に3回にわたり「下ろしたお金を袋に入れて自宅の外に置いてください」などと指示され、現金計2870万円を袋に入れて、自宅の外に置いたところ、だまし取られたということです。 現金をだまし取られた後も、電話は続き、11月5日には「あなたの容疑が晴れた。お金は12月中には返ってくる」などと言われましたが、今年1月になっても返金がないことから、家族に相談して被害に気が付いたということです。

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