2月14日午後、JR浜松駅の南口で乗用車とタクシーが正面衝突し、そのはずみで別のタクシーも巻き込まれる事故があり、乗客など3人がけがをしました。警察は乗用車を運転していた男を酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。 道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されたのは、浜松市中央区龍禅寺町の無職の男(60)です。警察によりますと男は14日午後2時20分ごろ、浜松市中央区で乗用車を酒気帯び運転した疑いが持たれています。 男が運転する乗用車は中央分離帯を乗り越え、JR浜松駅南口のタクシー乗り場の近くで、乗客1人が乗ったタクシーに正面衝突し、さらに衝突したタクシーを押し出す形で、乗用車はそのまま10メートル以上走り続け、乗り場に停車していた別のタクシーにもぶつかったということです。この事故でタクシー運転手など、3人が軽いけがをしました。また、容疑者の男も軽傷です。 現場に駆け付けた警察官が男から酒のにおいがすることに気づき、その場で検査したところ、基準値を超えるアルコールが検出されたということです。調べに対し、男は「酒を飲んで運転して事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めているとのことです。 目撃者などによりますと、最初に衝突されたタクシーは停車した状態で、乗用車はかなりのスピードでタクシーに衝突したということです。警察は容疑者の男がどのぐらいの酒を飲んでいたかや乗用車でどこへ向かっていたのか、事故が起きた詳しい状況などについて捜査を続けています。