JR浜松駅南口のロータリーで車が中央分離帯を乗り越えてタクシー専用ゾーンに進入し、計3台が関連した事故で、警察は車を運転していた浜松市に住む無職の男を道路交通法違反容疑で逮捕しました。 道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕されたのは浜松市中央区龍禅寺町に住む無職の男(60)で、2月14日午後2時20分頃、酒気を帯びた状態で車を運転した疑いです。 事故の瞬間を捉えた情報カメラの映像には、浜松駅南口ロータリーの東側から西に向かって走る男の車が中央分離帯乗り越え、道路を横切った末にタクシーとぶつかる様子が映っていました。 衝突されたタクシーは押し出される形で後ろにいた別のタクシーにもぶつかり、この事故で男の車と正面衝突したタクシーの運転手の男性(77)と乗客の乗客(72)、そしてはずみでぶつかったタクシーの運転手の男性(63)の3人がケガをしましたが、いずれも軽症で命に別条はありません。 警察によると、事故のあと男を調べたところ呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。 調べに対して男は「酒を飲んで運転して事故を起こしたのは間違いない」と容疑を認めていて、浜松中央警察署は男がどこでどのくらい飲酒していたのかなど、事故に至った経緯について調べる方針です。 また、過失運転致傷の疑いについても捜査を進めています。