福岡市南区で、歩行中の男性を車ではねて、けがをさせたにもかかわらず、そのまま逃走したとして、40歳の会社員の男が逮捕されました。男は「人にぶつかった認識はない」と容疑を否認しています。 過失運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、福岡市南区大橋の会社員、山下智輝容疑者(40)です。 山下容疑者は、2月3日午後9時半過ぎ、福岡市南区大橋の市道で、40歳の会社員の男性を普通乗用車で後ろからはねてけがをさせ、そのまま逃走した疑いが持たれています。男性は左手の指を骨折する大けがをしました。 警察によりますとはねられた男性は帰宅後に病院へ行きましたが、一時的に記憶障害となり、当時の状況を説明できず、家族が警察に通報していました。 そして事故の翌日、山下容疑者が勤務する会社の上司に「社用車で交通事故を起こした」と報告してきたため、上司が警察に連絡。 警察が車に付いていたドライブレコーダーを調べたところ、人をはねた様子が映っていたということです。 取り調べに対し山下容疑者は「事故当日に車を運転したことは間違いないが人にぶつかった認識はない」と容疑を否認しています。