入院患者を殺害した男を閉鎖病棟に移し隠していたか 病院内の殺人事件を隠蔽しようとした疑いで元院長らが逮捕された事件 青森県八戸市

青森県八戸市の病院で、殺人事件を隠蔽しようとしたとして医師ら2人が逮捕された事件で、2人は殺人事件を起こした男を閉鎖病棟に移し隠していた可能性があることが捜査関係者への取材で分かりました。 八戸市のみちのく記念病院の当時の院長、石山隆容疑者と当時の主治医の石山哲容疑者は、おととし病院内で入院患者の男に顔を歯ブラシで刺されるなどして殺害された男性の死亡診断書の死因を「肺炎」と記載し、遺族に交付するなどしたとして、事件を隠蔽しようとした疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、事件が起きた後2人は男を閉鎖病棟に移し隠していた可能性があり、共謀して殺人事件の発覚を免れようとしたとみています。 また、殺害された男性の死亡診断書は認知症の疑いで入院していた80代の男性医師の名義で作成されていました。 警察は死因を肺炎とする不自然な死亡診断書を複数確認していることから虚偽の作成が常態化していた疑いもあるとみて調べています。捜査関係者によりますと、2人は容疑を否認しています。

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