オーストリアの路上で通行人が刃物で相次いで襲撃された事件で、警察などは16日、逮捕された男が過激派組織「イスラム国」に影響を受けていたとの見方を示しました。 この事件はオーストリア南部フィラッハで15日、刃物を持ったシリア国籍の男が通行人を相次いで襲い、14歳の少年が死亡、5人がけがをしたものです。 地元の警察によると、男はネットを通じて急激に過激化し、アパートには「イスラム国」の旗が掲げられていたということです。 カルナー内相は、シリアやアフガニスタン出身者の難民申請に対する大規模な審査を行うよう呼び掛けました。 2月13日にはドイツ・ミュンヘンでもアフガニスタン人の男が運転する車がデモ隊に突っ込み30人以上が死傷していて、当局はイスラム原理主義が動機とみて調べています。