逮捕された社長の会社が落札した取引を過去にも担当… 高畠町の職員と業者社長が談合容疑で逮捕 町が会見で陳謝(山形)

官製談合防止法違反などの疑いで高畠町の職員と建設関連会社の社長が逮捕されたことを受け、きょう高畠町が会見を開き陳謝しました。 町によりますと、過去に、この会社が落札した取引を逮捕された職員が担当していたことがあったということです。 官製談合防止法違反などの疑いできのう逮捕されたのは、高畠町建設課のスマートIC・道路河川係長の男(49)と、南陽市にある明光技研(めいこうぎけん)の社長の男(58)の2人です。 問題になっているのは高畠町が去年11月に行った町内の橋の工事に関する設計・調査の指名競争入札です。 警察によりますと、高畠町の職員の男は入札に関し予定価格などを社長の男に教え、2人で公正な入札を妨害した疑いがもたれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 入札には4社参加していましたが、明光技研が1450万円で落札していました。 ■過去にもこの会社が落札した取引を担当 職員の逮捕を受け、町がきょう、会見を開きました。 町によりますと、高畠町の職員の男は2017年度に建設課の道路河川係長になり、今回の入札において予定価格を知ることができる立場でした。 また、明光技研は2022年にも町の事業を落札していました。 その時も高畠町の職員の男が事業を担当したということで、警察では、余罪の有無も含め調べを進めています。 高畠町建設課 青木睦 課長「町民から信頼を損ねるような仕事で知り合った方々との交友関係はしないよう指導しています」 町では今後、全職員の綱紀粛正と服務規律の順守の徹底を図りたいとしています。

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