RABの独自の取材に対し、みちのく記念病院の関係者は「肺炎」と書かれた虚偽の診断書に署名した認知症疑いの医師は「みとり医」と呼ばれ、以前には別の高齢の「みとり医」も存在し、診断書を書かされていたと証言しました。 ★病院関係者 「今騒がれてる隠蔽っていうのは、今に限らず、もう過去ずっと前からあります」 「口答えした者や反抗した者や何かをもの申した者に対して上からの圧力がすごくて、ぶっ殺すとかひどい言葉を何人も浴びせられているのも聞いていますし、自分もありました正直」 この病院関係者は逮捕された2人は絶対に逆らえない存在で、今回死亡診断書に署名した認知症の疑いで入院していた医師は院内で「みとり医」と呼ばれていたと話します。 さらに、この医師の前にも死亡診断をさせられていた高齢の医師がいたと言います。 ★病院関係者 「過去に今の先生じゃない先生も“みとり医”として勤めていた時期がありました」 「その先生も年のせいで字も書けなくなっていて、自分の着替えとか排泄の面でも入院患者さんと同じような状態になったこともあります。その先生の時もやはり字が書けなくて2人羽織で書かせたことも正直見ていました」 「それも院長指示 やはり逆らえない状況」 隆容疑者たちからの命令で、診断書の改ざんや看護師による違法な医療行為が日常的に行われていたと証言しました。 ★病院関係者 「家族の事を考えれば原因究明をしてもらいたいのと、捕まった2人は否認とは言っていたが、認めて欲しいなと思います」 不適切な死亡診断はなぜ、どういう経緯で行われていたのか。 本当に隠蔽したかったものは何なのか。捜査当局が詳しい経緯や動機を調べています。