虚偽の確定申告で還付金だまし取ろうとした疑い 会社員を逮捕 愛知

虚偽の確定申告で所得税の還付を受けようとしたとして、愛知県警捜査2課は17日、同県一宮市大和町馬引、会社員、石川真清男容疑者(63)を詐欺未遂容疑で逮捕した。 逮捕容疑は2024年10月17日ごろ、実際には取引のない企業から報酬を得ていると偽り「既に源泉徴収された約95万円が超過納付されている」などと虚偽の記載をした23年分の所得税などの確定申告書をインターネット申告システムを使って一宮税務署に提出し、税務署から還付金をだまし取ろうとしたとしている。県警は認否を明らかにしていない。 県警によると、石川容疑者は、SNS上に「節税案件」などと掲示された闇バイトの募集をするサイトに応募。申告システムに入力するための個人情報や口座情報などを提供していた。闇バイト募集者から詐取金の一部の数万円を報酬として得る約束だったという。 税務署員が申告書の内容に不自然な点があることに気付き、名古屋国税局が24年12月に告訴していた。【田中理知】

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