アップル直営店で学生割引制度を悪用し、ノートパソコン(PC)を転売目的で不正購入したとして中国人グループが逮捕された事件で、警視庁暴力団対策課は詐欺の疑いで輸出入会社「帝進」(東京都豊島区)社長、趙志成容疑者(35)=板橋区=を新たに逮捕した。趙志成容疑者は「私は全く関係ない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は共謀して令和6年5月、都内の複数のアップル直営店で、留学生が使うと装って学割価格でノートPC計18点(約574万円相当)を不正購入したとしている。 また、暴対課は6年5月に同様の手口でノートPC計8点(約346万円相当)を不正購入したとして、詐欺容疑で職業不詳の趙麗被告(51)=埼玉県川口市、同罪で起訴=ら3人を再逮捕した。 暴対課によると、グループは6年2~8月に約700回、計約1億3000万円相当のノートPCを不正購入し、海外に転売するなどして少なくとも1000万円程度の利ざやを得ていたとみられる。