北海道伊達警察署はきょう(2025年2月19日)、業務上横領の疑いで洞爺湖町のパート従業員・猪俣美枝子容疑者(57)を逮捕しました。 猪俣容疑者は2018年7月31日から2022年11月28日までの間、当時勤務していた洞爺湖町の社会福祉法人の預金口座から、24回にわたって現金合計470万7000円を引き出して着服し、横領した疑いが持たれています。 猪俣容疑者は当時、法人の総務係長兼会計取扱者として経理事務を担当していて、口座の印鑑や通帳を管理していました。 警察によりますと、猪俣容疑者は印鑑と通帳を使持ち出し金融機関で現金を引き出し、自分の口座に入金していたということです。 2023年の人事異動で、猪俣容疑者から業務を引き継いだ後任者が、およそ70万円の使途不明金が引き出されていることに気が付き、着服が発覚しました。 その後、法人が警察に相談し、裏付け捜査を進め逮捕に至りました。 警察によりますと横領した金は法人の運用費で、洞爺湖町の補助金も含まれていたということです。 法人は2023年8月に猪俣容疑者を懲戒解雇しました。 警察の調べに対し猪俣容疑者は「横領したことは間違いない」と容疑を認めています。 これまでの法人の調査で、猪俣容疑者は計3200万円を引き出していたことがわかっていて、警察が余罪を調べています。