不要なリフォーム工事を持ちかけて複数の高齢者から現金をだまし取ろうとしたとして、飾磨署と県警暴力団対策課などは19日、特定商取引法違反(不実告知)と詐欺未遂の疑いで、神戸市中央区のリフォーム会社社長の男(27)=同市長田区=ら男女5人を逮捕した。 逮捕容疑は共謀の上、2023年11月30日、明石市の女性(77)に、別の屋根が壊れた家の写真を示しながら「家の屋根のしっくいが傷んでおり、瓦がズレている」などとうそを言い、工事代金として現金49万5千円をだまし取ろうとした疑い。また24年6月15日にも、三木市の男性(73)から現金99万円をだまし取ろうとした疑い。 同署は同社事務所から、話し方の台本など詐欺の手順を詳しく示したマニュアルなどを押収。口座の入金履歴などから、被害総額は1億円以上に及ぶとみて調べている。