青森県八戸市の病院内で起きた殺人事件を隠蔽しようとした疑いで元院長らが逮捕された事件を受け、県と市が病院に立ち入り検査を行いました。 19日、八戸市の「みちのく記念病院」に県と市の保健所の職員10人ほどが入りました。 おととし、入院患者同士の殺人事件が起きた際に当時の院長・石山隆容疑者(61)と弟で当時の主治医・石山哲容疑者(60)は共謀し、殺害された男性の死因を「肺炎」とする虚偽の死亡診断書を遺族に渡すなどして事件を隠そうとした疑いが持たれています。 青森県の宮下知事は、今いる270人ほどの入院患者の健康が守られているかを集中的に調べたうえで、結果次第では業務停止命令などの行政処分を検討するとしています。