大船署は20日、詐欺の疑いで、いずれも自称、奈良県出身で住居不定、高校1年の少年(16)を逮捕した。 逮捕容疑は12日、氏名不詳者らと共謀し、市職員などになりすまし、鎌倉市在住の80代女性に「累積保険料の還付金がある」などとうそを言い、郵便局員を装った少年が女性宅を訪れ、キャッシュカード4枚と預貯金通帳をだまし取った、としている。 署によると、少年は「家出をして個室ビデオ店などで寝泊まりしていた。借金があり、知り合いから闇バイトがあると聞いた」と供述し、容疑を認めている。 女性の口座からは約110万円が下ろされており、銀行の防犯カメラに少年が写っていた。