八戸市の病院で起きた殺人隠蔽事件の続報です。 死因を偽ったとされる死亡診断書と同じ医師の名前が書かれた診断書が200枚以上押収され7割の死因が「肺炎」だったことが新たにわかりました。 みちのく記念病院の理事長たち2人は病院に入院していた男が同じ病室の男性を歯ブラシで刺して殺害した事件を隠そうとした犯人隠避の疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと遺族に渡された死亡診断書には当時認知症の疑いで入院していた医師の名前がありました。 警察のその後の調べでこの医師の名前が書かれた死亡診断書は2021年4月からおととし3月までに作成され200枚以上に上り死因の7割が「肺炎」だったことが新たに分かりました。 捜査当局は診断書の偽装が常態化していた可能性があるとみて調べを進めています。