官製談合で愛媛県職員逮捕 県が職員対象のコンプライアンス研修【愛媛】

愛媛県発注工事を巡る官製談合事件で、県の課長が逮捕されたのをうけ、20日入札に関わる職員を対象にしたコンプライアンス研修会が行われました。 この事件は、県が発注した工事の入札を巡り、中予地方局河川砂防課長の鈴木俊博容疑者が県職員OBに非公表の入札に関する価格情報を漏らした疑いで逮捕されています。 職員の逮捕をうけ、県は20日にコンプライアンス研修会を開き、管理職240人がオンラインで参加しました。 研修会では官製談合の実情に詳しい外部講師が、業者からの飲食接待を重ねることで罪悪感が薄れてしまったり、同級生や上司と部下など人間関係が絡んで不正が起こるケースもあると紹介。自分には関係ないと思っていても価格情報を漏らしてしまうこともあるため、職員個人の法令順守の意識だけでなく組織文化の確立も重要と注意を促していました。

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