オンラインカジノで常習的に賭博をしていた疑いで逮捕された元フジテレビの社員について、東京地検は11日、起訴した。 フジテレビのバラエティー制作部企画担当部長だった鈴木善貴被告(44)は、去年9月から今年5月にかけて、日本から海外のオンラインカジノのサイトにアクセスし、常習的に賭博をした罪に問われている。 警視庁によると、鈴木被告はスマートフォンを使い、バカラやスロットなどでおよそ1カ月半の間に1億7000万円ほどを賭けていたとみられている。 フジテレビによると、鈴木被告は2日付で懲戒解雇になった。 また、単純賭博の疑いで書類送検されていた山本賢太元アナウンサー(27)も11日に略式起訴された。山本元アナは10日付で別の部署に異動になっている。 フジテレビはテレビ朝日の取材に「視聴者や関係者の皆様には、ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。元社員が起訴されたことは、当社として重く受け止めており、社員就業規則にのっとり、厳正に処分いたしました。今後もオンラインカジノは違法であることを周知徹底するとともに、研修等を通じて再発防止に努めてまいります」とコメントしている。