「お前殺すよ」福山雅治・長崎スタジアムシティのコンサート窓口に1時間超の脅迫電話…男に実刑判決

「長崎スタジアムシティ」こけら落としコンサートの総合窓口に電話し、オペレーターを脅迫した罪に問われている男に20日、懲役1年の実刑判決が言い渡されました。 脅迫罪に問われているのは、鹿児島県に住む自称運送業の45歳の男です。 男は2024年10月、長崎スタジアムシティのこけら落としとして行われた福山雅治さんのコンサート会場にいた所を脅迫容疑で逮捕され、当初は容疑を否認していました。 起訴状などによりますと、男は2024年8月4日、新潟から福岡市にあるコールセンターに電話をかけ、応対した契約社員に対し午前10時26分頃から1時間以上に渡り「お前殺すよ」「お前の家族も、お前、お前の身内の殺すわ」などと言い、さらに電話をかわった社員に対し「お前とお前の身内殺すから」「お前には未来はないからな、覚悟しとけよ」などと言って脅迫したとされています。 さらに男は7月8日にも仕事で滞在していた東京から、福岡市のスタジアムシティの総合窓口に電話をかけ、「お前とお前の身内を刺すからな」「お前絶対殺す」などと言ってオペレーター2人を脅した罪でも追起訴されており、起訴内容についてすべて認めています。 ■過去にも脅迫、執行猶予中 さらに検察は公判の中で、男が過去ショッピングセンターやバスセンターに対して同様の脅迫をし、2023年4月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けて執行猶予中だったことを明らかにしました。 ■実刑判決 20日に長崎地裁で開かれた公判で、裁判官は男に懲役1年の実刑判決を言い渡しました。 理由について裁判官は、脅迫した4人のオペレーターに対し、与えた不安は大きい。2023年に威力業務妨害で懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受け、その執行猶予期間中に同様の事案を起こしており犯情は悪く、再発防止策がとられていることを考慮しても、再度の執行猶予をかすことが適当とはいえない、などとしました。 この日、頭を丸刈りにして出廷した男。判決を言い渡されただ茫然とした様子でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加