白石市官製談合事件 逮捕の職員は2018年から設計価格を積算する立場に 経緯を捜査〈宮城〉

宮城県白石市が行った工事の入札に関わる官製談合事件で、逮捕された市の職員が少なくとも2018年から、秘密事項である「工事の予定価格」の算出根拠となる設計価格を積算できる立場にあったことが分かりました。 送検されたのは、白石市上下水道事務所の工務係長・平間大地容疑者(36)と、白石市の「草刈工務店」の社長・草刈俊彦容疑者(63)です。 警察によりますと、平間容疑者はおととし、市が発注した配水施設の防水工事の入札をめぐって、草刈容疑者に非公表の予定価格などを漏らして工事を落札させた官製談合防止法違反などの疑いが持たれています。 市によりますと、平間容疑者は2018年から上下水道事務所に配属されていて、秘密事項である「予定価格」の算出根拠となる設計価格を積算できる立場にあったことが分かりました。警察が事件の詳しい経緯を調べています。

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