山形市のコンビニの駐車場で男性が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、男性の死因は、心臓を強く圧迫されたことによる「心破裂」だったことがわかった。 この事件は2月18日、山形市江南の飲食店従業員・関口隆容疑者(55)が、山形市久保田のコンビニの駐車場で、運転するピックアップトラックをバックさせた際、後ろにいた近くに住む荒井芳吉さんをはね、さらに車を切り返す際に複数回荒井さんの体に乗り上げ、救護しないまま北の方角へ逃走した疑いが持たれているもの。 はねられた荒井さんはその後、死亡した。 警察による司法解剖の結果、荒井さんの死因は、心臓を強く圧迫されたことによる「心破裂」で、ほかにも車にひかれた際にできる複数の傷があったことがわかった。 警察は、車のナンバーの目撃情報や防犯カメラの映像などから関口容疑者を割り出し、事件発生から約30分後、関口容疑者の自宅で車を発見。 自宅にいた関口容疑者を確保し、その後逮捕した。 警察によると、関口容疑者は当時、酒は飲んでいなかった。 警察は引き続き、関口容疑者の人をはねた認識の有無や、逃走後の行動について詳しく調べている。