神戸市長田区の民家で、男性が頭から血を流して死亡しているのが見つかった事件で、警察が殺人や保護責任者遺棄などの疑いで男女5人を逮捕しました。 1月14日午後6時半ごろ、神戸市長田区の民家で、神戸市兵庫区に住む警備員の中谷伸一さん(59)が倒れているのを、通報を受けて駆け付けた警察官が見つけ、その場で死亡が確認されました。 事件をめぐっては14日午後5時半ごろ「知人から『友人をどついた。意識がない』という電話があった」という通報が警察にあり、警察が当時の状況を調べていました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、遺体が見つかった部屋の住人で無職の呉英哲容疑者(54)で、中谷さんの自宅で顔を殴るなどの暴行を加えて殺害した疑いがもたれています。 ほかに神戸市内に住む54歳、41歳、44歳の男3人が、被害者を保護せずに呉容疑者宅に運び入れた保護責任者遺棄容疑で逮捕されました。 また、神戸市内に住む女(53)が呉容疑者とともに電車で北九州方面へ逃げた犯人隠避の容疑で逮捕されています。 警察は5人の認否を明らかにしていません。