「欧州の病人ドイツ」の治癒なるか?総選挙で保守中道が政権交代も連立交渉は難航、期待に沿えなければ次の選挙で“極右政権”の懸念も

ドイツの有権者は政権交代を選んだ。2月23日の連邦議会選挙で、フリードリヒ・メルツ氏が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が首位に立った。メルツ氏は復活祭(4月下旬)までに新政権を発足させると約束した。 だが同党が議席の過半数を確保するには社会民主党(SPD)との連立、または緑の党も加えた三党連立が避けられない情勢だ。党の政策の隔たりは大きく、連立交渉の難航が予想される。

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