「果物ナイフで遺体を損壊」と容疑者供述、道頓堀川からナイフ押収 東大阪切断事件

大阪府東大阪市の山中などで国土交通省職員の神岡孝充(たかみち)さん(52)の切断遺体が見つかった事件で、強盗殺人容疑で再逮捕された無職、大木滉斗(ひろと)容疑者(28)が再逮捕前に「果物ナイフで神岡さんの遺体を損壊した」と供述していたことが26日、大阪府警への取材で分かった。府警は供述に基づき、2月17日に大阪市中央区の道頓堀川の川底から刃渡り約13センチのナイフを発見し、押収。殺害後に遺体を切断するために使ったとみて裏付け捜査を進めている。 府警によると、神岡さんは昨年12月27日午後4時ごろ、マンションの自室を出た際に首を絞められて殺害されたとみられる。大木容疑者は2月3日に死体遺棄容疑で逮捕された。その際に「お金がないので殺すしかなかった」「神岡さんを殺害後に果物ナイフで遺体を損壊した。ナイフは川に捨てた」などと供述したという。 大木容疑者は遺体を損壊後、キャリーバッグなどで運び、山中や大阪市の廃虚マンションに遺棄したとみられる。府警は2月23日に強盗殺人容疑で大木容疑者を再逮捕。借金返済目的で神岡さんを襲ったとみて調べている。大木容疑者は現在は黙秘しているという。

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