今年1月から2月にかけて、帯広市に住む60代女性が、警察官などを名乗る人物らから、約1480万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、今年1月下旬、帯広市に住む60代女性の自宅に、NTTファイナンスの職員を名乗る人物から電話があり、「2時間後に電話が停止になる」と言われました。 その後、警察官や検事を名乗る人物から「あなたにマネーロンダリングの疑いがある。あなたに逮捕状が出る」「無実を証明するので、協力をお願いします」「無実の証明をするため、現金を送ってほしい」などと言われたということです。 携帯電話を持っていなかった女性は、電話相手からの指示で、スマートフォンを新たに契約し、遠隔操作が可能になるアプリをダウンロード。 2月12日から13日にかけて、3回にわたり、指定された口座に、あわせて約1500万円を振り込んだということです。 その後、不審に思った女性が親族に相談、22日に警察へ届け出て、だまされていたことがわかりました。 警察は、警察官などの公務員から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。