4年で11億円売り上げか 訪日外国人向け風俗の経営者再逮捕 警視庁

東京・歌舞伎町で訪日外国人向け風俗店経営者らが逮捕された事件で、店の売り上げが約4年間で計約11億円に上ることが26日、警視庁保安課への取材で分かった。 同課は同日までに、売春防止法違反容疑で、風俗店経営者の須藤一樹容疑者(54)を再逮捕し、新たに会社役員の新庄祖栄容疑者(42)=横浜市鶴見区尻手=を逮捕した。須藤容疑者は容疑を認め、新庄容疑者は否認しているという。 同課によると、須藤容疑者は歌舞伎町で「メンズエステ SPARAKU」など風俗店2店を経営。2021年4月~今年1月、訪日外国人ら約9万6000人が来店し、計約11億円を売り上げていた。 新庄容疑者の逮捕容疑は22年11月~今年1月ごろ、売春が行われる風俗店と知りながら、店の運営資金として約920万円を須藤容疑者の銀行口座に振り込むなどして提供した疑い。 資金は須藤容疑者の店が軌道に乗るまでの家賃などとして使われた。同容疑者は、新庄容疑者がかつて経営していたメンズエステ店の従業員だった。 須藤容疑者の店は英語でホームページを作り、外国紙幣で支払いを受け付けるなどしており、客の6割が外国人だった。店で働く女性は全員日本人で、新宿区立大久保公園周辺で売春の客待ち中に須藤容疑者が声を掛けるなどして集めていた。 同課は今月上旬、20代女性3人に売春場所を提供したなどとして、売春防止法違反容疑で、須藤容疑者ら男7人を逮捕していた。

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