【K-1】木村ミノルも反乱軍合流「大暴れして、自分がやりたいことをまた見せられるチャンス」

立ち技打撃格闘技K-1は27日、都内で記者会見を開催。宮田充プロデューサーに反旗を翻して「K-1反乱軍(仮)」を立ち上げた前K-1ワールドGPスーパーフェザー級王者レオナ・ペタス(32=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)と弟分の松山勇汰(21=ALONZA ABLAZE)に加え、木村“フィリップ”ミノル(31=Battle-Box)がまさかの登場。“軍団入り”を宣言した。 近年ドーピング問題で格闘技界を騒がせ、昨年12月24日には大麻取締法違反(所持)の罪で東京地裁立川支部から懲役6月執行猶予3年の判決を言い渡された木村。現在のコンディションについても、断裂していた左ヒザ前十字靱帯(じんたい)の再建手術を受けたばかりで「自分的には秋ごろから年末にかけて復帰したい」という状況だ。それでも「自分がまたK-1の舞台に復帰して、自分なりに大暴れして、自分がやりたいことをまた見せられるチャンスかなと思ったんで、この場に来ました」と反乱軍入りを決めたという。 木村は今後、K-1だけにとどまらず「名前のあるヤツ、どこかのベルトを持っているヤツをひたすら、残されたキャリアで倒していって、自分が最強だと証明したい」という。反乱軍が掲げる“現K-1への不満”を強く持っているわけではないが「反乱軍というからには反乱したヤツが集まるってことでいいですよね。自分が1番、その気は持ってるんで。反乱というものを逆に教えてやろうかなという意識でございます」とニヤリと笑った。 反乱軍が去った後、メディアの囲み取材に応じた宮田プロデューサーは、木村の反乱軍合流について「爆弾を放り込まれた感じですね。(木村は)個人的には好きですよ。MAキックに始まって、Krushで育った選手だし。Krushチャンピオンになって、K-1チャンピオンになって、いろいろ暴れ回って。結局、許されないことをしてるわけじゃないですか。社会的にも逮捕されたっていう状況で、悪く言えば(復帰の)足掛かりにされても面白くないし。個人的には何とかしてやりたいですけど、ちょっとそういう爆弾は迷惑だな、困るなという感じです」と率直な心情を吐露した。 宮田プロデューサーは続けて「色気を出してると思われたくない」と話し、試合を組むことに前向きではないと強調した上で、仮に木村の出場を認めるとすれば、絶対にドーピング検査は受けさせると示唆していた。

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