アルカディアホームページのコメント 「本日以降の挙式・披露宴・宴会が全て実施できなくなりました。誠に申し訳ございません」 事の発端となったのは「アルカディア」の元社長らが詐欺の疑いで逮捕された事件。元社長らは2020年以降新型コロナ対策の国の雇用調整助成金約10億円を受け取りそのうち4500万円をだまし取った疑いが持たれています。警察によりますと、被害額は1億円を超える可能性があるということです。 ゆかさん(仮名) 「(結婚式は)人生で1回しかない。残念というか、悲しいし「ショック」 福岡市のアルカディアの式場で2025年10月に結婚式を挙げる予定だったゆかさん(仮名)。すでに契約を終え予約金13万円を支払っていました。 Q返金の説明は 「(弁護士から)おそらく返金は難しいと回答がきた」 2月3日に元社長が逮捕された後にもドレスの打ち合わせは進んでいたといいます。 「あの時の大丈夫という話はどこにいったの?という気持ち」 アルカディアが事業停止を発表してから28日で3日。いまだに連絡はないといいます。 「プランナーも突然解雇されているから大変ダと思うが何か一言でもいってくれたらよかったのにと思う」 福岡労働局は2月21日、アルカディアに対し支給したおよそ10億円の返還と違約金約2億円の支払いを命じています。一方、結婚式を挙げられなくなったカップルへの支援の輪が広がっています。 北九州市 武内和久市長 「結婚式を予定していたカップルを支援するための北九州ウエディング応援プランを発表する」 北九州市の武内市長は27日、「アルカディア小倉」での結婚式がキャンセルになったカップルを対象に条件付きではあるものの市などが所有している施設を無償で提供すると発表しました。福岡市の「ウィズザスタイルフクオカ」 ウィズザスタイルフクオカ 岩村大紀ゼネラルマネージャー 「新郎新婦が不安にならないように柔軟に対応している」 こちらではアルカディアの事業停止以降、結婚式を挙げられなくなったカップルの受け入れを始めていて約20件の問い合わせがあるといいます。 「新郎新婦の気持ちを1番に考えた時に自分たちに何ができるかを考えて協議して意思決定した」 また、アルカディアと契約していた1組のカップルは3月2日、ここで式を挙げることが決まりました。 「今週末、来週末の人に関しては元々(アルカディアに)支払う予定だった金額で対応する。柔軟に対応している会場はたくさんあるので、気軽にどこの会社でも良いので問い合わせてほしい」