聖籠町で男性の遺体が見つかった事件の続報です。逮捕された男が現場に石灰のような粉をまくなど、遺体の発見を遅らせようと隠ぺい工作を図った可能性があることがわかりました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは阿賀町のリフォーム業・小山大輔容疑者(33)です。小山容疑者は去年10月26日、小杉英雄さん(78)の遺体を聖籠町にある空き家の敷地の土の中に埋めて遺棄した疑いが持たれています。 捜査関係者などによると小山容疑者は犯行当日、知人から借りた重機を使って遺体を袋に入れた状態で埋めたとみられています。また、依頼を受け従業員を派遣した関係者などによると、小山容疑者が遺体を遺棄した当日、現場に石灰のような粉をまいたり消臭剤を使ったりしていたことがわかりました。 〈重機を貸した業者〉 「小山自身が(袋から漏れた)汁を拭いたり、芳香剤を買ってきて振りまいたり、汁が染み出ていた部分を塗装かけているのも従業員は見ている」 捜査関係者は小山容疑者が遺体の発見を遅らせようと隠ぺい工作を図った可能性があるとみています。捜査本部は小杉さんが遺棄されたいきさつや死亡した経緯を調べています。