勤務先に虚偽取引で計約2千万円を支払わせ損害を与えたとして、警視庁赤坂署は3日、背任の疑いで、化粧品製造販売会社「ブランエトワール」(東京)の元社員牛木亜実容疑者(36)=港区=を逮捕した。署によると「逮捕されるのは理解できない」と否認している。 逮捕容疑は経理担当だった2020~23年、虚偽取引の申請で同社に7回にわたり計約2千万円を支払わせ、損害を与えた疑い。 取引先に虚偽の原材料費などを支払った上で誤送金だと連絡し、無断開設したブランエトワールの社長名義の口座に返金させていたとみられる。その後、自身の口座に送金するなどしていた可能性がある。