山形県内の空き家に侵入するなどして逮捕され、窃盗などの罪に問われているベトナム国籍の男らに、山形地方裁判所はきょう有罪判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、ベトナム国籍の男(25)ら3人の男です。 3人は去年6月から7月にかけて、中山町や大江町の空き家に侵入し金品を盗もうとしたほか、上山市の空き家で車のナンバープレートを盗んだとして窃盗の罪に問われていました。 きょうの判決公判で、島田壮一郎裁判官は、「空き家への侵入は、未遂や少額にとどまっているが、役割分担し、継続して行ったことは強い非難に値する」などと指摘。 一方で、3人が反省の態度や、今後、日本への入国の意思を示していないことから、再犯の可能性は小さいと述べました。 そして男(25)に対して、不法滞在の前科があることを踏まえて、懲役2年6か月の実刑判決。 他の2人には、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。