長渕剛「社会に出て、世の理不尽と戦ってほしい」母校の卒業生にエールも大反発招く

3月3日、鹿児島県の県立鹿児島南高校の卒業式に、同校の卒業生で、シンガーソングライターの長渕剛がサプライズで登場した。 「1975年3月に同校を卒業した長渕さんは、式典の終盤に、赤いジャケットにサングラス姿で登場。壇上に上がると、『帰ってきました。まずは卒業おめでとー!』と叫ぶと、ギターをかき鳴らしながら、卒業生たちに向けて『ありったけの10代のエネルギーを見せてくれよ。いいか? わかった?』と投げかけ、約50分にわたって『とんぼ』や『Myself』などのヒット曲を7曲も披露しました。また、自身の高校時代の思い出などを振り返りつつ、卒業生に向けて『卒業生は307名います。307名の若獅子たちが社会に出て戦ってほしい。世の理不尽と戦ってほしいよ。頑張れよ!』とエールを送ったそうです」(スポーツ紙記者) 長渕は、母校の卒業式には、これで3年連続の登場。卒業生たちに「世の理不尽と戦ってほしい」と熱いエールを贈ったが、X上では、 《そうそう、理不尽な演技指導や暴力等…いや、何でもないです…》 《鹿児島南高校もよくこんな爆弾呼んだもんだねぇ……。教育委員会から指導入らないの?》 《ビックリ。鹿児島南高校の良識を疑う》 《エール贈る前にやることあるだろ?きちんと現実と向き合うべき。無責任な男の言葉は本当に虚しい》 など、批判的な声も多くあがっている。その背景について、芸能ジャーナリストはこう語る。 「長渕さんといえば、昔から、スタッフへの暴行癖などが頻繁に取り沙汰されてきましたから。1993年に自身が主演したドラマ『RUN』(TBS系)の打ち上げパーティ終了後には、共演者で不倫関係にあった国生さゆりさんの体に触れたADに激怒、サンドバッグのごとくボコボコに殴りつけた挙句、ADに5万円を投げつけ、『訴えられるものなら訴えてみろ!』と罵倒したという話を『アサヒ芸能』が報じています。また、1995年には大麻取締法違反で現行犯逮捕されたこともありました」 こうした過去にくわえて、何より大きかったと思われるのが、元女優が「過去に大物ミュージシャンから性加害を受けた」とX上で告発した影響だ。 「長渕さんは、この件で誹謗中傷を受けていると、自身のYouTubeで告白しました。実際、ネット上では長渕さんの名前をあげて女優の加害者だと指摘する投稿が相次いでいます。長渕さん本人は加害をおこなったことはないとしながらも、発売を控えていたニューアルバムのテレビやラジオのプロモーションが断わられていることや、精神的なダメージを受けていることなどを明かしました。この件に対する説明責任がきちんと果たされていないと考えるファンは今も多いようで、そういうファンは『世の理不尽と戦ってほしい』という長渕さんの言葉に違和感を持つのでしょう」(同前) よくも悪くも個性の強すぎる大物OBの登場を、高校生たちはどう受け止めたのだろうか。

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