許可を得ずに有償で運送を行ういわゆる「白トラ」営業をしたとして運送業の男と荷主の男が逮捕されました。「白トラ」の荷主側が逮捕されるのは全国初だということです。 警視庁によりますと、運送業の森田明容疑者は去年、荷主の鋼材販売会社社長、前田政洋容疑者と共謀して、国の許可を得ずに料金を受け取って、車の部品などに使われる鋼材を運送した疑いがもたれています。 依頼した荷主側が「白トラ」営業の共犯で逮捕されるのは全国で初めてのことで、前田容疑者は2020年から、森田容疑者に5800万円ほどの運送料を支払っていたとみられます。 調べに対し2人は容疑を認め、前田容疑者は「白トラなら稼働時間を気にせず、急な運搬も受けてくれる」という趣旨の話をしているということです。