通信会社「携帯電話が特殊詐欺に」刑事「逮捕する」検察「保釈金払え」を信じ込み約1億円詐取被害(島根)

島根県東部に住む50代の女性が、警察や検察を名乗る人物の話を信じ込み、あわせて約1億円をだまし取られたことがわかりました。 特殊詐欺の被害に遭ったのは、島根県東部に住む50代の女性です。 警察によりますと女性は、2024年12月に電話で大手通信会社をかたる男から「あなたの携帯電話が犯罪に使われている」と告げられ、その後大阪府警の「刑事の渡辺」を名乗る男から「あなたを逮捕する」などと言われたため、残高など口座の情報を伝えたということです。 さらに「検事の中西」など、検察関係者を名乗る人物から金を振り込むよう指示され、話を信じ込んだ女性は、「保釈金」などの名目で12月末までの半月の間に31回にわたりあわせて9800万円余りを振り込み、だまし取られました。 SNS型を除く特殊詐欺では、島根県内で過去最も多い被害額です。 警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、警察や検察が現金を振り込むよう指示することやビデオ通話で取り調べをすることはないと、注意を呼びかけています。

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