高畠町職員の男らが逮捕された入札妨害事件に絡み、職員の男が入札に関する情報を業者に漏らす見返りに金銭を受け取っていた贈収賄の疑いが強まったとして、警察は近く、男らを再逮捕する方針を固めたことが分かりました。 この事件は、高畠町が去年11月に行った橋の補修設計に関する指名競争入札で、高畠町建設課スマートIC・道路河川係長の小梁川守容疑者（49）が、南陽市の測量会社社長の高橋則雄容疑者（58）に対し、入札の秘密事項である予定価格を教えるなどし、公正な入札を妨害した疑いで先月逮捕されたものです。 捜査関係者によりますと、警察などが捜査を進めた結果、逮捕容疑となった入札について、小梁川容疑者が予定価格を漏らす見返りに高橋容疑者から金銭を受け取っていた贈収賄があった疑いが強まりました。警察は近く小梁川容疑者について収賄の疑いで、高橋容疑者については贈賄の疑いで再逮捕する方針を固めたということです。 小梁川容疑者は消費者金融や知人に借金があり、返済が滞るなど経済的に苦しい状況だったということです。警察は、小梁川容疑者の経済状況が犯行につながったとみて調べを進めています。