知的障害がある男性にスポーツ用多目的車(SUV)を購入させてだまし取ったとして、大阪府警泉南署は7日、準詐欺容疑で障害者施設を運営する「御和理(おにぎり)合同会社」(大阪府阪南市)の代表、野口誠記(せいき)容疑者(53)=同府泉佐野市鶴原=を逮捕した。「『車が欲しい』といわれたので購入しただけ」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は昨年3月、施設に入居し、知的障害のある30代男性に「キャンプに行くのに車があった方がいいやろ」ともちかけてSUVを約480万円で購入させた上、車の名義を自身の名前で登録してだまし取ったとしている。 同署によると、今年1月に事案を把握した阪南市から同署へ相談があり、発覚した。同署はSUVの使用状況などを調べている。